・相続とは?

 大切なご家族が亡くなれば、故人を弔い、ご葬儀など短期間で多くの事を行わなければなりませんが、
それが終わると故人が遺した財産の相続手続きが必要になります。
「遺産相続?ウチは財産なんか無いから必要ないよ」と思われる方も多いのですが、
どの方もご家族が亡くなれば相続に無関係ではおられません。

 「相続」とは、人が亡くなったときに、その人の財産に関する一切の権利や義務を、
特定の身分関係にある人(相続人)が包括的に受け継ぐことをいいます。包括的には、とは、
それら全部、という意味です。人が亡くなれば、故人と相続人との間に相続が発生
しますが、一連の相続手続きにより故人から受け継いだ財産に対する権利に対外的な証明力(公示力)を
与えるのが目的です。

 故人が遺された遺言書があれば、それに基づき遺言執行を行います。遺言書が無ければ法律で定められた基準に従い、遺された財産を相続人に分割する手続きを行います。

・どんな手続きがある?

 必要な手続きですが、誰が相続人になるのかの特定や財産内容の確認をしたうえで、
不動産の登記や預金の解約、株式の移管、保険金の受け取りなど様々あり、遺された遺産の多寡とは無関係に、
もちろん遺産が多ければ手続きは複雑になりますが、一般のご家庭でも遺産相続は発生しますので、
その手続きを避けて通ることはできません。

 また遺産の分割の際のトラブルを避けるのに遺産の分割の内容を相続人の間で合意し
取り交わしておく場合があります。

まず、遺産相続手続きの流れを大まかにみておきます。

ご家族が亡くなられた後、

 7日以内:死亡届提出
 14日以内:世帯主変更や保険関係の届出、銀行講座凍結
 3か月以内:遺言書確認(検認)・相続人調査・相続方法の選択
 4か月以内:準確定申告(被相続人の所得税)
 10か月以内:遺産分割協議・相続登記・相続税申告
 1年以降:相続税の更正や還付請求、名義変更の完了

 手続きは家庭裁判所への申立てや行政各所への届け出が中心になります。
さらっと書いていますが、各々の手続きを行うためには書類を集めたり、
戸籍に関する知識が必要になったりします。次回ブログでは各々の手続きの内容を
みていきます。

行政書士 西川晃敏事務所(開業準備中)